富士山の伏流水が長い年月を経て地下水となり湧き出ている柿田川湧水群。水のパワースポットともいわれる「湧き間」などに行ってみました。柿田川湧水群のある柿田川公園までのアクセスや営業時間、パワースポット、貴船神社についてもまとめてみました。
柿田川公園の場所はどこ?
富士山からの湧き水が湧き上がっている様子を直に見ることができる、静岡県清水町の柿田川公園の入り口です。
柿田川公園は、国道1号線の三島バイパス沿いにあり、柿田川公園より国道を挟んだ向かいにはサンとムーン柿田川という大型の商業施設があります。
比較的静かな公園ですが、地元の人々の憩いの場所であったり、個人で観光する人々が居たり、大型の観光バスもよく見かける観光名所として知られる公園です。
柿田川公園までのアクセスは?
地図にも示されていますが、公園から国道1号線を挟んだ向かいに「柿田川湧水公園前」というバス停があり、目の前に信号もありますので、バスを降車して直ぐという点ではとても便利です。
【バスの場合】
・JR三島駅南口4番のりばから東海バスでサンとムーン経由「沼商」行き、もしくは「沼津駅南口」行きのバスに乗車し約15分、「柿田川湧水公園前」下車。料金片道200円。
・JR沼津駅南口5番のりばから伊豆箱根バス「三島駅南口」行きに乗車し約11分、「八幡」下車、柿田川公園まで徒歩約7分。バスの料金は片道320円。
【車の場合】
・東名高速にて東名沼津ICから一般道約6㎞、国道1号線沿い
【柿田川公園町公営駐車場】9:00~17:00
・大型・中型バス/小型バス(それぞれ8台):1回につき1,000円
・普通車(50台):1回につき200円
※清水町民は免許証、障害者などは障害者手帳など証明できるものを提示すると無料になります。
営業時間・料金は?
柿田川公園は、特に営業時間というものはなく、24時間いつでも散策ができます。
しかし、夜間は照明がありませんのでおすすめはできないです。
料金無料です。
噴水の写真は、国道1号線から柿田川公園に入るとすぐのところにあり、夏場はこの噴水がとても涼し気に感じられます。
柿田川公園湧水群
柿田川公園内にある展望台(第一・第二)に行くと、湧き水が湧き上がっている様子を見ることができます。
柿田川公園第一展望台
柿田川公園を入ってすぐのところに展望台の案内板があります。
まず、第一展望台へ行ってみました。
早速、湧き水が湧き上がっている様子が見られました。
写真の中央辺りに見える水面が少し波打っているのが分かるかと思います。
湧き水は噴水のように水面の上まで噴き上がるのではなく、穏やかな水の流れの中で、まるで浴槽のお湯の噴き出し口からお湯が出てくるように静かに湧き出ています。
水が透き通っていてとてもきれいなので、周りの葉っぱなどが水面に映ります。
少し高いところから望遠で撮影していますが、肉眼でも底がハッキリと見えるくらい湧き水はとても美しいです。
写真では分かりにくいかと思いますが、湧き水は穏やかに湧き上がっています。
柿田川公園第二展望台
第二展望台から見える湧き間です。
ここは、この公園で一番のパワースポットと言われているところです。
柿田川公園の入り口から近い場所ではありますが、木々に囲まれ、まるで森の中にいるような感覚になります。
写真の中央の底がへこんでいるように見えるところから湧き水が湧いています。
水面が揺れるほどではありませんが、湧き出ているところの砂地のようなものが動いているのが肉眼でもはっきりと見えます。
写真の右下の白くなっている部分は木漏れ日で、空の青と白い雲が映っている様子です。
エメラルドグリーンがとても美しいです。
木漏れ日を避けようとやや斜めから写すと底がブルーに見えました。
見る角度によって色が変わって見えます。
静岡県「柿田川」は、高知県「四万十川」、岐阜県「長良川」と共に、日本三大清流と呼ばれています。
また、全長約1.2㎞の日本で最も短い一級河川でもあります。
あの穏やかな湧水から想像はできませんが、「柿田川湧水の道」のHPによりますと、湧水量は1日120万トンなのだそうです。
貴船神社
柿田川公園内に貴船神社があります。
貴船神社は水の神を祀る水神の総本宮ですが、柿田川公園内にある貴船神社は、京都貴船神社本宮の分社だそうです。
写真の奥の方に見えるとても小さな神社ですが、小さいながらもちゃんと手水舎はありました。
こちらは縁結びとしても知られており、石碑の上にある紅白の「おむすび」に触れると、良縁に恵まれるそうです。
まとめ
柿田川湧水群のひとつ、第二展望台から見える湧水場がパワースポットと呼ばれており、その場所だけが空気が違う感じがしました。
美しいエメラルドグリーンとそこから湧き出る澄んだ湧水をいつまでも眺めていたいという気持ちにさせるちょっと不思議な場所です。
他にも湧水場所がありますが、直に水が湧き出ている様子が見られるのは、2か所の展望台です。
あと水汲み場もありますので、次はペットボトル持参で行ってみようと思います。